数学II|図形と方程式
円の方程式
円の方程式は、「中心からの距離がいつも半径と等しい点の集まり」を数式にしたものです。
かっこの中と中心の符号は逆に見えるよ。y+2 は y−(−2) と読み直してみよう!
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1. 基本形
(x−a)²+(y−b)²=r²
中心:(a, b) 半径:r(ただし r>0)
中心 (a, b)
円周上の点P(x,y)と中心C(a,b)の距離は、距離の公式から √{(x−a)²+(y−b)²} です。これが半径rに等しいので、両辺を2乗すると基本形になります。
2. 符号の読み方
かっこの中と中心の座標は符号が逆に見えます。
| 式 | 中心 |
|---|---|
| (x−3)²+(y+2)²=25 | (3, −2) |
なぜなら y+2 は y−(−2) と同じだからです。また右辺は半径ではなく半径の2乗です。25なら半径は5です。
3. 平方完成で基本形にする
平方完成の基本は、x²+px=(x+p/2)²−(p/2)² です。xとyを別々に平方完成します。
例題
x²+y²−6x+4y−12=0
(x²−6x)+(y²+4y)=12
{(x−3)²−9}+{(y+2)²−4}=12
(x−3)²+(y+2)²=25
x²+y²−6x+4y−12=0
(x²−6x)+(y²+4y)=12
{(x−3)²−9}+{(y+2)²−4}=12
(x−3)²+(y+2)²=25
よって中心は (3, −2)、半径は5です。
4. なぜ途中で9と4を扱うのか
x²−6xを(x−3)²にすると、展開したときに余分な+9が加わります。そのため−9を付けて、式全体の値を変えないようにします。同様に、y²+4yを(y+2)²にすると余分な+4が加わるため−4を付けます。
5. すぐ読める特別な場合
- x²+y²=r²:中心は原点(0,0)、半径r。
- (x−a)²+(y−b)²=0:中心の1点だけになり、通常の円とは扱いません。
- 平方完成後の右辺が負:実数平面上にそのような点はなく、円は存在しません。
6. 確認問題
x²+y²+8x−2y−8=0 を基本形に直し、中心と半径を求めてください。